
画像出典: PRTIMES ー 次世代映像制作とDX教育の融合!Hero Eggにて「バーチャルプロダクション最前線セミナー&体験会」開催
映像制作の常識を覆す革新的技術「バーチャルプロダクション」。ハリウッド映画やCMで活用されるこの最先端技術を、関西で体験できる貴重なイベントが開催されます。2025年12月19日(金)、大阪・なんばパークスのDX教育施設「Hero Egg」にて、「Kansai Virtual Production NEXT WAVE 2025」が開催。参加費無料で、セミナーからハンズオンワークショップまで、次世代映像制作の世界を体感できます。
イベント概要 — 3社共催で実現した関西初の大規模VPイベント
「Kansai Virtual Production NEXT WAVE 2025」は、XR技術のスペシャリスト3社が共同で主催する、セミナー&体験会です。
- 開催日時: 2025年12月19日(金)13:00〜20:00
- 会場: Hero Egg(なんばパークス e-Stadium難波本店 1F)
- 参加費: 無料
- 言語: 日本語
主催を務めるのは、広島発のXR開発企業株式会社ビーライズ、大阪を拠点にメタバース事業を展開する株式会社Meta Heroes、そしてVIVEブランドでVR/XRハードウェア市場をリードするHTC NIPPON株式会社の3社です。
このイベントの対象者は幅広く、映像制作に興味のある学生から、現役のプロフェッショナルクリエイターまで。これまで東京エリアに集中していたバーチャルプロダクションの学習・体験機会を、関西地域にも提供することを目指しています。
バーチャルプロダクションとは何か? — 映像制作の革命的技術
従来のグリーンバック撮影との決定的な違い
バーチャルプロダクション(以下、VP)とは、現実の被写体とCGで作成された仮想空間をリアルタイムで融合させる映像制作技術です。
従来のグリーンバック撮影では、俳優はグリーン(またはブルー)一色の背景の前で演技し、最終的な合成映像は撮影後のポストプロダクション工程で完成されていました。この手法には大きな課題がありました。俳優は完成イメージを想像しながら演技する必要があり、監督もその場で最終的なビジュアルを確認できなかったのです。
バーチャルプロダクションは、この課題を根本から解決します。撮影現場で最終的な合成映像に近いものを確認しながら制作を進められる——これがVPの最大の革新です。
VPを支える4つの核心技術
バーチャルプロダクションは、複数の先端技術が連携することで実現されています。
1. LEDウォール/スクリーン
撮影セットの背景に巨大なLEDディスプレイを設置し、高精細な3DCGの仮想背景を投影します。このLEDスクリーンからの光が俳優にも当たるため、照明が自然に一体化し、よりリアルな映像が実現します。
2. リアルタイムレンダリング
Unreal Engineなどのゲームエンジンが、3DCG空間をリアルタイムでレンダリング(描画)します。これにより、カメラの動きに合わせて背景が変化し、奥行きと臨場感が生まれます。
3. カメラトラッキング
撮影用カメラの位置と動きを正確に追跡し、そのデータを仮想空間に同期させます。カメラが動いても、バーチャル背景が正確に追従するため、現実のカメラワークと仮想背景が一体となります。
4. インカメラVFX(リアルタイム合成)
LEDスクリーンに映し出された仮想背景と被写体を同時に撮影することで、その場で完成イメージに近い映像が生成されます。従来のポストプロダクションでの合成作業が大幅に削減されるのです。
VPが映像制作にもたらすメリット
バーチャルプロダクションの導入は、映像制作に多くの利点をもたらします。
- コストと時間の削減: 海外ロケや大規模セット建設が不要になり、撮影後の合成・編集作業も最小限に
- 創造性の解放: 天候、時間帯、場所といった物理的制約からの解放
- リアルタイムの意思決定: 監督や俳優が完成イメージを見ながら演出・演技ができる
- 品質の向上: LEDからの自然光効果により、ライティングの一体感が生まれる
映画『マンダロリアン』や『ライオン・キング』などのハリウッド大作から、日本のCM、ミュージックビデオ、ライブ配信まで、VPの活用領域は急速に拡大しています。
VIVE MARS CamTrack — 本イベントで体験できる核心技術

画像: カメラトラッキングシステムのイメージ
コンパクトで高精度なカメラトラッキングソリューション
本イベントで体験できる目玉技術の一つが、HTC VIVEが提供するVIVE MARS CamTrackです。これは、バーチャルプロダクション向けに設計された統合カメラトラッキングソリューションです。
従来のカメラトラッキングシステムは、専門的な知識と複雑なセットアップを必要としていました。VIVE MARS CamTrackは、コンパクトでプラグアンドプレイ対応という設計思想のもと、セットアップ時間を大幅に短縮。より手軽に高品質なVP環境を構築できます。
システム構成を理解する
VIVE MARS CamTrackシステムは、以下の要素で構成されています。
VIVEトラッカー 3.0
カメラ本体に装着する小型デバイス。自身の位置データをリアルタイムで送信します。カメラだけでなく、小道具や照明にも装着可能で、柔軟な追跡が実現します。
SteamVRベースステーション 2.0
スタジオ空間に設置するセンサーデバイス。最小2台から最大4台を使用でき、最大10m×10mのトラッキングエリアを構築できます。トラッカーの位置を高精度で検出する「ライトハウストラッキング」技術を採用しています。
Roverモジュール
VIVEトラッカーからの位置データを収集・中継する役割を担います。信号の劣化を防ぎつつ、レンズエンコーダーからのFIZ(フォーカス、アイリス、ズーム)データもMarsユニットへ送信。最大3台のカメラやオブジェクトの同時トラッキングをサポートします。
Marsユニット
システムの頭脳となる処理ユニット。トラッキングデータを受信し、カメラの正確な位置を計算します。カスタマイズされたSteamVRセットアップを内蔵しているため、VRヘッドセットの接続や複雑なルームスケールキャリブレーションが不要。すぐに使える設計です。
Unreal Engineとのシームレスな連携
VIVE MARS CamTrackは、FreeDプロトコルをサポートし、Unreal EngineのLive Link機能を介してリアルタイムでデータを統合します。実際の映像とバーチャル空間をGenlock同期することで、違和感のない合成が可能になります。
イベントプログラム詳細 — 一日で体験・学習・実践をカバー
本イベントは3部構成で、体験、学習、実践をバランスよくカバーしています。
第1部: LBE体験セッション(13:00〜15:00)
LBE(Location Based Entertainment)とは、特定の施設で最新テクノロジーを活用した体験型エンターテインメントを指します。
このセッションでは、HTCの最新VRシステムを使用した没入型デモンストレーションを体験できます。VR技術の最前線を、実際に体感できる貴重な機会です。
第2部: セミナー(15:00〜17:30)
バーチャルプロダクションの基礎知識から実践的なノウハウまで、業界のプロフェッショナルが解説します。
セミナーでは、VP技術の現状や将来展望、実際の制作現場での活用事例などが語られる予定です。グリーンスクリーンとUnreal Engineを使用したリアルタイム撮影技術の解説も含まれ、これからVP技術を学びたい方にとって最適な入門機会となります。
第3部: ワークショップ(18:00〜20:00)
最も実践的なセッションが、このワークショップです。
VIVE MARS CamTrackとMars Novaを使用して、実際に映画的なシーンを撮影する体験ができます。さらに、モーションキャプチャーの体験も予定されており、次世代の映像制作工程を手を動かしながら学べます。
なお、ワークショップは定員制・先着順となっています。参加を希望される方は、早めの申し込みをお勧めします。
主催者紹介 — XRの最前線を走る3社
株式会社ビーライズ — 広島発、XR技術のエキスパート

株式会社ビーライズ(B-Rise Inc.)は、2012年に広島で設立されたXR技術の開発企業です。本社を広島に置きながら、東京支社と関西営業所を展開し、全国規模で事業を展開しています。
同社の事業領域は多岐にわたります。医療・防災XR事業では、救急医療や防災訓練向けのVRシミュレーターを開発。X-ラーニング事業では、製造業向けのVR安全教育やトレーニングシステムを提供しています。
「理解するための体験」を開発するという企業理念のもと、XR技術やデジタルツインを活用した新しい体験創出に取り組んでいます。今回のイベントでは、その知見を関西地域に広める役割を担います。
株式会社Meta Heroes — メタバースの総合プロデューサー

画像出典: MetaHeroes | HEROをつくるHEROに
株式会社Meta Heroesは、大阪を本社に持つメタバース関連ホールディングス企業です。クリエイティブ、マーケティング、コミュニティの3軸で事業を展開しています。
注目すべきは、Unreal Engine for Fortnite(UEFN)を活用したメタバースワールド制作への注力です。UEFNはUnreal Engineとほぼ同じUIを持つため、そこで培われた技術がバーチャルプロダクションにも応用されています。
同社は、AI、Web3、メタバース、XR技術を駆使し、教育・防災・地方創生といった社会課題の解決にも取り組んでいます。また、本イベントの会場となるDX教育施設「Hero Egg」の運営も担っています。
HTC NIPPON株式会社 — VR/XRハードウェアの世界的リーダー

画像出典: HTC NIPPON株式会社のプレスリリース|PR TIMES
HTC NIPPON株式会社は、VIVEブランドでVR/XRハードウェア市場をリードするHTCの日本法人です。
VIVEシリーズのVRヘッドセットで知られる同社は、近年バーチャルプロダクション市場にも進出。VIVE MARSブランドとして、VIVE MARS CamTrackをはじめとするカメラトラッキングソリューションを提供しています。
今回のイベントでは、最新のVP技術とVRハードウェアを持ち込み、参加者に実際に体験してもらいます。
会場「Hero Egg」とe-Stadium難波

画像: DX教育施設のイメージ(AI生成)
2024年8月開業のDX教育施設
イベント会場となるHero Eggは、2024年8月にオープンしたばかりのDX(デジタルトランスフォーメーション)教育施設です。
なんばパークス内のeスポーツ施設「e-Stadium難波本店」の1階に位置し、株式会社Meta Heroesが運営しています。
施設のコンセプトは、メタバース(XR)およびAI技術を、子どもから大人まで学べる場を提供すること。経済的な背景に関係なく、最先端技術にアクセスできる環境を目指しています。ゲームやAIに関連した体験型プログラム、セミナー、実践的ワークショップを通じて「創造力」を育成することを重視しています。
e-Stadium難波本店のリニューアル
Hero Eggが入居するe-Stadium難波本店も、2024年8月1日にグランドリニューアルしました。
8つの新エリアが設置され、Hero Eggやメタバースサロンに加え、ENTER FORCE.36 XR fieldと呼ばれるイベントスペースも誕生。大型LEDモニターを備え、AR/XRスポーツやライブイベントに対応しています。
なんばパークスという大阪有数の商業施設内にあり、アクセスの良さも魅力です。
なぜ今、関西でバーチャルプロダクションなのか
東京一極集中からの脱却
これまで、バーチャルプロダクションに関するセミナーや体験会は、その多くが東京エリアで開催されてきました。最先端の機材やスタジオが東京に集中していたためです。
しかし今、その状況が変わりつつあります。本イベント「Kansai Virtual Production NEXT WAVE 2025」は、関西地域でVP技術を探求・学習できる貴重な機会として位置づけられています。
関西の映像・クリエイティブ産業のポテンシャル
大阪・関西エリアには、放送局、広告代理店、制作会社、ゲーム会社など、映像・クリエイティブ産業の基盤が存在します。これらの企業や、関連する教育機関の学生にとって、地元でVP技術を学べることの意義は大きいでしょう。
さらに、2025年には大阪・関西万博が開催されます。XR技術やメタバースを活用した展示が予定されており、地域全体でデジタル技術への関心が高まっています。この機運の中で、VP技術の普及を図ることは、関西のクリエイティブ産業の競争力強化にもつながります。
地方創生とデジタル技術の融合
主催者の1社であるMeta Heroesは、「地方創生」を事業テーマの一つに掲げています。またビーライズも、広島という地方都市を本拠地としながら全国展開を実現してきました。
デジタル技術の普及は、地理的な制約を超えた働き方やビジネスを可能にします。VP技術を関西で学び、習得したクリエイターが地域で活躍する——そんな未来が、このイベントをきっかけに広がるかもしれません。
参加方法・まとめ
「Kansai Virtual Production NEXT WAVE 2025」は、関西でバーチャルプロダクション技術に触れられる貴重な機会です。
イベント基本情報
– 日時: 2025年12月19日(金)13:00〜20:00
– 会場: Hero Egg(なんばパークス e-Stadium難波本店 1F)
– 参加費: 無料
– 主催: 株式会社ビーライズ、株式会社Meta Heroes、HTC NIPPON株式会社
ワークショップセッションは定員制・先着順ですので、参加を検討されている方は早めの確認・申し込みをお勧めします。
映像制作の未来を変えるバーチャルプロダクション。その世界を一日で体験・学習・実践できるこのイベントに、ぜひ足を運んでみてください。



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